【医療相談】受験前に矯正を始めるのは避けたほうがいい?

学校受験の前に歯列矯正を始める

Question

いつから矯正治療を始めようか迷っています。受験前に始めるのは避けたほうがいいですか?

Answer
大まかに言えば、反対咬合(受け口)、極端な上顎前突(出っ歯)、開咬(上下の歯が咬んでいない)、萌出障害(何らかの原因により歯が出られない)などは早めに治療を開始した方がよいでしょう。しかし同じような歯並びに見えても、あごの大きさ、上下のあごのバランスが違えば、治療方法も開始時期も異なります。

矯正治療は小・中・高校生から始めることが多いので、治療期間が数年かかるとすればどうしても受験時期に重なることになります。装置をはじめてつけたときは数日から一週間ほど痛みがありますが、1か月もすれば完全に装置に慣れるので、この時期が受験に重ならなければ特に心配はいりません。心配な方は受験が終わってから始めています。患者さんのご希望によっては受験の数か月間は来院間隔や治療内容をコントロールすることもできます。

矯正治療はどんな装置を使うにしても、患者さんご自身の理解とやる気が必要です。本当に歯並びを治したいと思った時が、最適な開始時期と言えるかもしれません。

【お口のお悩み相談コーナーとは】
つくば市を中心に無料で配布されているフリーペーパー「つくまる ~つくばまるごとマガジン~」の中で連載されている『街のお医者さん つくまる相談室』にて、つくば駅から車で6分の当院(医療法人社団洸友会 つるみ矯正歯科)院長による歯科医師の立場からの質問への回答が掲載されています。過去に掲載された記事もバックナンバーとして当院ホームページにて掲載しております。

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