【医療相談】30代から矯正のメリット・デメリット

30代からの大人の矯正のメリットとデメリット

Question

35歳、歯並びにコンプレックスがあります。今から矯正するメリット、デメリットを教えてください。

Answer
矯正治療はきちんとしたかみ合わせをつくるとともに、審美的な口もとの獲得を目標に行われます。いくつになっても歯槽骨(歯を支えるあごの骨)がしっかりしていれば歯は動きます。
かみ合わせをよくすることで、セルフケアしやすくなり、むし歯・歯周病になりにくくなります。結果、将来自分の歯を多く残せる可能性が高くなります。また、よい歯並びは機能の改善だけではなく、美しい口もと・笑顔を生みます。これは特に大人の患者さんのご希望であり、喜びでもあります。

しかし、歳を取ると骨の再生が遅くなり、歯ぐきも弱くなってくるので、大人の矯正はゆっくり動かすなどの配慮が必要です。また、顎の成長を利用することができないので、抜歯して治療するケースもやや多くなります。矯正治療前には歯周病の治療が必要であったり、矯正治療後には被せ物を作り直していただくこともあります。

「子供の頃から気になっていたけれど機会がなかった。でもやっぱりきれいにしたい」とスタートする大人の患者さんが今、たくさんいらっしゃいます。今更遅い…なんてことはありませんよ。

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つくば市を中心に無料で配布されているフリーペーパー「つくまる ~つくばまるごとマガジン~」の中で連載されている『街のお医者さん つくまる相談室』にて、つくば駅から車で6分の当院(医療法人社団洸友会 つるみ矯正歯科)院長による歯科医師の立場からの質問への回答が掲載されています。過去に掲載された記事もバックナンバーとして当院ホームページにて掲載しております。

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30代からの大人の矯正のメリットとデメリット