Question
7才の男児です。前歯が永久歯に生えかわったら受け口になりました。治したほうがいいですか?
Answer
一般的な噛み合わせは、下の前歯より上の前歯が前にあります。その逆を受け口、または反対咬合といいます。受け口ですと、サ行の発音がしづらかったり、前歯で食べにくかったり、時には歯ぐきが下がったり歯がぐらぐらになることもあります(外傷性咬合)。その顔貌に劣等感を持つ方も多く、心理的な問題も大きいと思います。
治療の時期については ①早く始める ②成長が止まった頃 の二つの考えがあります。下顎は身長と同時期に成長するので、一度治してもまた受け口にもどってしまうことがあります。患者様によっては成長が止まってから(20才以降)外科的手術をすることもあります。
しかしその後の顎の成長をより良い方向に導くために7~8才で受け口の治療を開始することはとても大切だと私は考えます。装置は、取り外しのできるもの、つけっぱなしのものなどいろいろあり、噛み合わせにより選びます。
【お口のお悩み相談コーナーとは】
つくば市を中心に無料で配布されているフリーペーパー「つくまる ~つくばまるごとマガジン~」の中で連載されている『街のお医者さん つくまる相談室』にて当院歯科医師の回答が掲載されています。過去に掲載された記事をバックナンバーとして当院ホームページにて掲載しております。