Question
マウスピース矯正というのは歯並びがひどくてもできますか?
Answer
ワイヤーをつけっぱなしにする矯正と違い、取り外しができるマウスピースでの矯正は目立たない、歯みがきがしやすい、金属アレルギーの心配がない、通院回数が少ないなどのメリットがある反面、長時間装着する必要がある、適応範囲が限られている、患者さんの装着時間に治療の結果が左右されるなどのデメリットがあります。
マウスピース矯正は基本的には難しい治療は苦手です。歯並びのガタガタ(叢生)がひどい方は抜歯して治療することがありますが、これは適応外になります。歯を大きく動かすケース、骨格のズレがあるケースもワイヤー矯正の方が適しています。
取り外しができるので、負担がなく簡単に治るようなイメージを持つ方もいらっしゃいますが、一日20時間は装着しなくてはいけないので自己管理は大変です。また、マウスピース矯正で動きにくい場合、予想外の動きをした場合などは必ず代替え治療が必要になりますので、よく相談のうえ始めてください。